身体Junction ~からだジャンクション~

整骨院開業に必要なこと

整骨院は「柔道整復師」の資格を取得してはじめて開業できるものです。

高齢化社会に伴い、今後ますます需要が高まる健康産業において、整骨院に通う人も多くなるかと思います。
そこで今回は整骨院を開業するために、どのような手順を踏めば良いのか解説します。

整骨院開業についてどうやって学ぶ?

柔道整復師の資格を取って将来的に整骨院を開業しようと考えていても、具体的に手順や方法を知らなければ実現は難しいです。
そこで開業のノウハウを学ぶ必要があります。

ではどうやって開業のノウハウを学べば良いのでしょうか?

①すでに整骨院を開業している知人・先輩に聞く

まずは同業者の方から話を聞くことが大切になります。

柔道整復師の資格を取るためには4年間専門学校に通う必要があるので、同級生や先輩後輩の繋がりが出来ます。

卒業後の進路としては、大きく分けて、整骨院のスタッフになる方、開業を見据えて経験を積むために整骨院で働く方、いきなり独立する方が居るかと思います。
その中でも実際に開業をした方に話を聞くことで、知っておくべき知識や必要な準備、開業してからの問題などについて聞いておくことが望ましいです。

同級生や先輩から詳細を聞くことは有益な情報となるので、卒業後も繋がりは大切になります。

②独学で勉強する

同級生や先輩から開業について聞く他にも、独学で学ぶことも出来ます。
整骨院を開業したあとのポイントや、開業を見据えて整骨院で働いている方向けに指南してくれるような書籍も多く発売されているので、ぜひ参考にしてみてください。

また、すでに開業している方でブログやFacebookで治療の様子を公開している整骨院も増えています。

治療の様子の他にも自らのビジョンや成功談・失敗談などをブログに載せている方も居るので、インターネットで情報収集することも出来るかと思います。

③DVDで知識を得る

開業後、治療のスキルアップのためにもDVDで学ぶ方法があります。

日本でただ一人スポーツカイロプラクティックの最高学位DACBSPを取得した榊原ドクターのDVDのように、スキルアップに役立つDVDがおすすめです。

慢性的な痛みの取り方が分からない、治療のバリエーションが少ない、関連痛の原因が特定できない、テンションのかけ具合が分からないなどといったスキル面での悩みを抱えている治療家さんが多く居ます。
新たなスキルの取得や最新の情報をどんどん吸収していくことで、さらに整骨院の集客に繋がっていくので、日々学ぶ姿勢を持ち続けることは大切になります。

④整骨院開業のためのセミナーに参加する

「整骨院 開業 セミナー」などのワードで検索してみたり、整骨院を開業している方の紹介で、開業するためのセミナーに参加することが出来ます。
無料で開催されているセミナーが多く、頻繁に開催されているのでぜひ一度参加してみてください。

セミナーでは資金運用の方法や集客のポイントなど基本的な情報が学べるかと思います。

また、同じように開業を目指している仲間が集まっているので新しい人脈が作れることもメリットです。

開業に必要な手続き・書類について

では次に、開業に必要な手続きや書類について解説していきます。
必要なものを事前に把握しておくことで、スムーズに開業までもっていくことが出来ます。

各機関に提出する届出について表にまとめたので参考にしてみてください。

必要な手続き 提出先 提出期限
施術所開設届 保健所 開業後10日以内
共済番号 国家公務員共済組合連盟 毎月25日受理締切、翌1日付番
地方公務員共済組合協議会 毎月10・20・末日締切、翌日付番
防衛省番号 防衛省人事教育局衛生課 毎月20日締切、翌月1日付番
受領委任契約 地方厚生局 開設後(保健所で受理後)提出、提出日より付番
労災保険 労働基準局 開業後すぐ

施術所開設届について

施術所開設届とは、保健所に整骨院の開業を承認してもらうために必要な書類で、届け出をしていない場合は保険の請求が出来ません。

提出に必要な書類は以下になります。

  1. 施術所開設届
  2. 柔道整復師免許の原本と写し
  3. 施術所の平面図
  4. 最寄り駅、バス停からの案内地図(店舗賃貸契約書の写しが必要な場合もあり)
  5. 定款、登記簿謄本(法人の場合)
  6. 賃貸契約書のコピー(施術所が賃貸物件の場合)

施術所開設届を提出する際の注意点としては、「提出期限が開業後10日以内」という点と「開業の準備ができていないと提出できない」という点です。
開業したらすぐに提出するようにしましょう。

できるだけ早く提出し承認されなければ、お客様が来たにも関わらず保険が請求できない事態が起きてしまうので、余裕をもったスケジュールで進めるようにしましょう。

整骨院開業に必要な資金

独立して整骨院を開業するためには、資金が必要になります。

特に整骨院は開業までに店舗の改装やベッド、電気治療器を調達するなどの資金が必要です。
土地を借りた場合、敷金・礼金・家賃は立地によっても変動するので、どこで開業するかでも変わってきます。

資金調達方法の例

実際に整骨院の開業には多額の資金が必要となりますが、どうやって資金を調達しているのでしょうか?

いくつか例をご紹介します。

①親族からの贈与・借入金

まずは資金に余裕のある親族や応援してくれる家族から支援を受けるパターンです。

銀行からお金を借りる場合は利息がかかってしまいますが、親族であれば利息を要求されることはありませんし、支払日を延期するなどの融通が利く場合も多いかと思います。
さらに、銀行からお金を借りようとした時に信用がないために融資を受けられないといったことも多いため、親族からの資金援助があるかどうかは大きく影響します。

ただし贈与を受ける場合は、年間110万円を超えると贈与税がかかるので税金対策も忘れず考えるようにしましょう。

②助成金を利用する

次に、助成金制度を利用する方法です。

助成金は厚生労働省などの機関が必要な条件を満たした場合に、補助金として返済不要で支援してくれるお金のことを言います。
いくつか種類がありますが、開業時に利用できる助成金としては以下のようなものがあります。

  1. トライアル雇用奨励金
  2. キャリア形成促進助成金
  3. 特定求職者雇用開発助成金

助成金は返済不要というメリットがある一方で、手続きが多いなどのデメリットもあるので専門家に相談してみることもおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?

今回は整骨院開業に伴った基本的な知識について解説しました。
実際の整骨院開業には、これ以外にも必要なものや知っておくべき情報が多くあります。

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開業までにできるだけ多くの情報を収集し、スムーズに開業できるように準備しておきましょう!